[メイン] GM : あたしはさ、あの人に憧れて、ここまで頑張ってきたんだ

[メイン] GM : 結構色々辛いこととかったけどさ……
それでも、ひたむきに頑張ろうって思ったんだ

[メイン] GM : でもさ

[メイン] GM : もしも憧れの人が……

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : OP『任務の日』

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 30+1d10 登場/リザレクト (30+1D10) > 30+7[7] > 37

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 30 → 37

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 甘露寺は、UGNより任務依頼を受け
都市部にあるUGN支部の応接間にて、待機している

[メイン] GM : UGNは万年人手不足ということもあり
今回はたった一人で任務を受けなければならないようだ

[メイン] GM :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : UGNは万年人手不足と揶揄されることはある。
事件に割く人の割合が少なく、ワンオペになってしまうようなことも多くは無い、ということ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : しかしそれは、今この瞬間もエージェントやイリーガルたちが、日常を守るために努力し続けている証拠でもあるのだろう。
人手が足りないということは、その分頑張る誰かがいる証なのだから。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 応接間、そこに置かれていたソファーに腰かけ。
派手な桃色の髪をした、甘露寺 蜜璃はゆったりとしていた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 彼女が手に持っていたのは桜餅。
髪の毛ほどにも負けない色をした桜餅、それと食べ跡は彼女の近くに散らばっており。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「んむんむ、ご馳走様でした〜!
 ありがとうございました、美味しかったなぁ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぱちんと手を合わせ、食べ終えた包み紙に合掌。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 今守っているエージェントさんたちや、作ってくれたお菓子メーカーの人達に。
しっかーりと、感謝を伝えないとね!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そう思いながら、手を離した。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 最も彼女の周りにある包み紙の量は、優に数十個を越えていたのだが────まだ、彼女が応接間に来て10分ほどの出来事であったのだ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あっ、もう無くなっちゃったんだ!
 うっかり、1人だと気が緩んでいつの間にか食べちゃうな〜」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : お盆に乗せられていた菓子は全滅。
仕方もないので、腰をソファーに預け。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そろそろかな〜……?と、時計を見やる。

[メイン] GM : コンコン、とノックの音。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : どうぞ〜!と、返事が。

[メイン] スモーカー : 「入るぜ」
そこは現れるは、巻き煙草を咥えた、厳つい強面、白髪の大男だ。

[メイン] スモーカー : その手には紙の資料があり、連絡員であることが分かるだろう。

[メイン] スモーカー : そこまで狭くない応接間だというのに、煙草臭さが一気に充満する。
それもそのはず、巻き煙草を二本も加えているのだ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「わっ、葉巻なんてワイルド〜!」
目をキラキラと輝かせ呟きつつ、ぺこりと挨拶。

[メイン] スモーカー : 「大人を揶揄うんじゃねぇや、煙草は苦手だったか?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 煙臭さにも、にこにことしたまま。
スモーカーにそんな言葉を零す。

[メイン] スモーカー : 巻き煙草を指で挟み、猛獣のような瞳で甘露寺を真っ直ぐ見る。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ん〜……苦手ってほどでもないかなぁ
 連絡員さんがそっちの方が好きなら、私は受け入れます〜」

[メイン] スモーカー : 白煙に包まれる大男は、そのまま甘露寺の座る対面のソファーに腰掛
テーブルに資料を雑に並べ始める。潔癖症がいたら狂ってしまいそうなくらいに。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……ワイルドだけど……ちょっぴり、怖いかも……!

[メイン] スモーカー : 「それなら良い、最近は喫煙家に当たりが強い世の中になってるからな
 UGNでも禁煙を強く勧められててよ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 獣の瞳に、目をぱちぱちとさせつつも。
並べられた資料を、手に取る。
雑に並べられていたので少々手間どったが。

[メイン] スモーカー : 「なんでも肺が汚れるだの、ガンになるだの……」

[メイン] スモーカー : 「─────俺達はとっくに、"病人"だってのになァ?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「んっ、そうね…………私たちは、"オーヴァード"だもの
 この病は、既に体を侵食しているけれど……」
少し、「病人」という言葉に顔に曇りを見せつつも。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : でも、と指を1本立てて。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「健康に被害があるのは間違いないんだから……
 スモーカーさんも、自分の命を縮めるようなこと、あんまりしちゃダメだと思うの〜!」

[メイン] スモーカー : 「………チッ」

[メイン] スモーカー : 甘露寺の言葉に、渋々と巻き煙草を灰皿に押し付け、火を潰す。

[メイン] スモーカー : 「肺は腐ってんだろうが、気遣いを無下にする程、俺は腐ってねェ
 ま、今は"恋柱"の忠告に素直に従っておくぜ」

[メイン] スモーカー : 肩を竦めながら、厳つい表情は変えないまま。

[メイン] スモーカー : 「んじゃ、任務の説明をしよう
 つっても、そこまで大きな任務じゃねェ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : あっ、よかったぁ……
スモーカーさん、なんだかワイルドだけど、だからこそ身を削ってそうに見えたから……
止めてくれて、よかった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ふむふむ、と資料片手にスモーカーに頷く。

[メイン] スモーカー : 「エージェントが失踪した、つっても……煙に巻かれた分けじゃねェ」

[メイン] スモーカー : 「とあるジャームの討伐任務に参加を節目に、消えちまった」

[メイン] スモーカー : 「……おそらくは、そのジャームんとこにいるんだろうな
 場所は不明だが、レネゲイド反応を追っていきゃ見つかるだろう」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「それは……大変ね!?
 誘拐であれ、自分の意思であれ……
 行方が分からないって言うのは、心配だわ」

[メイン] スモーカー : 「"恋柱"にゃ、そのエージェント─────"オクタヴィア"の捜索と
 できれば救助だな、無理そうなら連絡を入れりゃいい
 俺を含めた、できる限りの増援を送る」

[メイン] スモーカー : 「……まァな、オクタヴィアは……年頃のガキってとこでな
 なんでまァ……少年少女に危険な仕事をさせにゃいけねェのか
 俺自身も色々思うことはあるが……」

[メイン] スモーカー : 頭をボリボリと掻きながら、今のUGNの体制に対し小さな不満を漏らす
日本各地で発生するレネゲイド事件に対応可能な人員が、UGNでは限られている
そのために、本来働かせてはならない子供達や、犯罪者をも動員している。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ほわほわとしていたが、額に少し汗をうかべる。
エージェントは、レネゲイドに対する何かしらの覚悟があるからこそ務めるのであり、その覚悟すらも上回る何かがそこで起きた……ということが理解できる。

[メイン] スモーカー : 「とりあえず、見つけてくれりゃそれでいい
 ……仏さんになってても、だ」
苦虫を嚙み潰すような表情で。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……うぅん、そっか……
 そこにいるのがどんな想いであれ、怖い思いをしているかもしれないわね……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : スモーカーのその言葉に、首を振る。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「UGNの理念は、"オーヴァードの保護"だもの
 必ず保護して連れ帰る……そう約束するわ」

[メイン] スモーカー : その言葉に、無骨な顔からニヤリと。

[メイン] スモーカー : 「言うじゃねェか、頼りにしてるぜ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 桜餅を食っていた時のほわほわとした顔つきは、真剣な眼差しへと移り変わる。
それほど、彼女はこの事件を切迫して見ているのだろう。

[メイン] スモーカー : 「アンタは、ハイクラスのエージェントだ
 ミドルクラスじゃどうしようも無ェような任務も
 アンタにとっちゃ、煙を吹き飛ばすくれェのモンだろうよ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : その言葉に、にこりと笑い。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ふふっ、そこまで期待されてるなら頑張る限りよ!」
と、両手をかかげ、アピールするようにしながら。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「私は前に行くことくらいしか脳がないから……
 今回の事件の後方支援はお願いしたいの
 あなたほどのエージェントなら、簡単にこなせちゃいそうだもの」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぺこっ!と頭を下げて。
資料を束ねて、持ち直す。

[メイン] スモーカー : 「……ヘッ、任せな」

[メイン] スモーカー : ニヤリと笑みを浮かべたまま。

[メイン] スモーカー : 「んじゃ、質問が無けりゃ早速向かってもらう」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ううん、大丈夫!」
と、頷き立ち上がろうとしたが。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : あー、と声を上げ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「追加の桜餅、お願いできる?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : middle「トキメキ問題調査」登場:任意

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+8[8] > 45

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 37 → 45

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「よぉ~し!やるわよ~!」
と、桃色の髪を揺らして、ふんすと意気込む。
机の上に情報端末を、ぴこんと照らさせながら。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 現在の時刻は昼下がり。
ここは支部近くの公園で、甘露寺はベンチに座りながら、ぴこぴこと触れており。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 傍から見れば、Yシャツを着ているものの、あまりの胸の大きさに服がはだけた女性が一人で意気込んでいる。
不審者かと思われるかもしれないが、甘露寺自体はそれを気にしていないようであった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : あむっ、おいしい!この桜餅おいしいなぁ~……
糖分はエネルギー補給にもなる!私の体も、甘さで喜んでいることでしょう!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 連絡員に頼んでいた桜餅を、またばくばくと食いながら。
さて、お仕事、と端末へと目を落として。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ・”オクタヴィア”について
情報:UGN

[メイン] GM : 6

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 《壁に耳あり》+《コンセントレイト:エグザイル》+《神秘の肉体》

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 45 → 48

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 202dx7+1=>6

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : まずい反応しない~!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 200dx7+1=>6 (200DX7+1>=6) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[3,5,5,6,7,7,7,7,8,9,9,9,9,10]+10[3,4,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[4,5,5,6,8,9,9]+10[4,4,7]+4[4]+1 > 75 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・”オクタヴィア”について
UGNエージェントで、カヴァーは中学生。
青髪の、元気で活発な少女であり、その強さはミドルクラスレベルで、UGNでも重宝されていた。
家族は既に他界しており、曰く「憧れの人に近づくため」に、危険な任務に進んで挑んでいた。
交友関係は、UGNにおいても、日常生活においても、これと言ったものを聞かない。

[メイン] GM :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……交友関係は聞かない、そっか。
そう言われると、どれだけ"オクタヴィア"ちゃんが"憧れの人"が大切なのかわかる気がする。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ────でも!
そこまで大切に思えるなんて、そういうの、憧れちゃう!!
私にはいないからこそ、とっても素敵だって思えるもの!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : もっと、この子とお話してみたい……!
けれど……この事件のことをまずはもっと知らないと、だものね!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ・任務のジャームについて
情報:UGN

[メイン] GM : 8

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 《壁に耳あり》+《コンセントレイト:エグザイル》+《神秘の肉体》

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 48 → 51

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 200dx7+1=>8 (200DX7+1>=8) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,1,1,2,2,3,3,4,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[2,2,2,3,3,3,4,4,6,6,7,7,8,10,10]+10[2,7,8,9,9]+10[7,9,9,9]+10[1,7,8,8]+10[4,5,10]+1[1]+1 > 82 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・任務のジャームについて
FHセル『ホロスコープ』のリーダー、"ホーキンス"の討伐任務であった。
侵蝕率は150%を優に超えており、UGNでもジャームと認定されている。
ホロスコープは危険なセルであり、その行動方針も"占い"の一言で済まされており、予測がつかないことで知られている。
行なったものといえば、特定の非オーヴァードの覚醒助長や、凍結施設の襲撃等が挙げられる。
先日に、セルの壊滅のためにUGNの特殊戦闘部隊ストライクハウンドを送ったが、セルリーダーである"ホーキンス"には逃げられてしまった。

[メイン] GM :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : むぅ〜、これが『ホロスコープ』……!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 占いによって行動指針が決められているのなら、このセルが起こす行動は未知数。
もしかすれば人助けの善行かもしれないし、もしかすれば殺人の悪行かもしれない。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 予測がつかないということは、時に大きな存在として立ちはだかる。
だからこそこのセルは脅威であるため、その上にいる"ホーキンス"に対して処置を行う必要があるのだが。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : この人と、"オクタヴィア"ちゃんが一緒……
なんだか心配、早く様子を見に行かないと……!!!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ふんすと意気込み。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ・ジャームの居場所
RC

[メイン] GM : 30

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : わー

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : むむむ……!!!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 肉体で感知できない?

[メイン] GM : 普通ならできない

[メイン] GM : が!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :

[メイン] GM : 甘露寺の肉体は、神秘なので

[メイン] GM : できる

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : やった~~~!!
GMさん大好き~!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 200dx=>30 えーい! (200DX10>=30) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,3,4,4,4,5,5,5,5,6,6,7,8,8,9,10,10]+8[6,8] > 28 > 失敗

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ええ~!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 51+3d10 登場/リザレクト(3回分) (51+3D10) > 51+24[7,10,7] > 75

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 51 → 75

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 200dx=>30 そりゃ (200DX10>=30) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,3,4,4,5,5,6,6,6,6,9,9,9,10]+10[10]+3[3] > 33 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : そうして甘露寺は、街を駆け回る。

[メイン] GM : ホーキンスが放つ、特有のレネゲイド反応のサンプルは既に入手しているため

[メイン] GM : ならば、その僅かな残り香を感知するために……

[メイン] GM : 走る!走る!走る!!

[メイン] GM : 捜査は足である、基本である

[メイン] GM : そうして………とある廃ビルから、その反応が見つかるだろう
周辺には誰もいないような、それでいて……
レネゲイドによって、認知阻害が施された場所だ

[メイン] GM : しかしそれも、神秘的な肉体でブチ破った
オーヴァードとは、例え相手が時空を歪ますものであっても
その筋力でもって、捻じ伏せることが可能なのである。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ふう、ちょっと開けるのにてこづっちゃった!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 額の汗をぬぐい、振りぬいた拳を元に戻す。
甘露寺の華奢な体に詰まっているものは、圧倒的質量の筋肉。
プロレスラーなどの発達した筋肉よりも、何倍もの筋が詰まっている。
普通なら有り得ないことだが、あり得ないからこそ”神秘”なのだろう。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : RCには本来RCを適応しなければならないのだが、甘露寺の筋肉は、それすらも越えていた。
苦戦しながらも、なんとかRCで構成されていた液晶をぶち破ったのだ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「待っててね、今会いに行くから~!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 単身、女性一人。
しかしまるでイノシシのような力を持つ女は、廃ビルへと向かって行く。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ────恋バナ、それを求めるために。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] GM : トリガー『盲目』

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 75+1d10 登場/リザレクト (75+1D10) > 75+7[7] > 82

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 75 → 82

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率B : 1 → 2

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 甘露寺が辿り着いた先には、目的のジャームはいなかった……が

[メイン] オクタヴィア : 青髪の少女、甘露寺が既に資料で見たであろう顔と一致する
"オクタヴィア"の姿がそこに
そして、オクタヴィアも甘露寺の存在に気が付き、目を大きくさせる。

[メイン] オクタヴィア : 「誰……!?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「わあ~!無事でよかったわ~!
 あっ、桜餅でも食べる?一個残ってたもの!」

[メイン] オクタヴィア : 「っ……!い、いらない……!て、ていうか、誰なのさ!アンタ!
 ここは、あたしとホーキンスしかいないはず……!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぱちんと、両手を合わせながら。
そんな彼女ににこりと笑い、懐から桜餅を取り出しつつ。

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺の存在に、明らかに警戒の態度を取り続け
身構えた姿勢で、対峙する。

[メイン] オクタヴィア : しかし、甘露寺の出した桜餅によって……。

[メイン] オクタヴィア : ぐぅぅ。という腹の音が出てしまう。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あっ、そうね!まずは名前を言い忘れてたわ
 甘露寺蜜璃!どこの誰なのかは……UGNエージェント、そう言えばいいよね?」

[メイン] オクタヴィア : じゅるりと出てしまう涎を拭きながら。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 腹の虫に、わあ~!とにこりと笑い。

[メイン] オクタヴィア : 「……!……UGNってことは……アタシを、探しに来た……ってこと……?」

[メイン] オクタヴィア : 「それとも……あの人を、殺しに来た……?……どっちなのさ!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 遠慮しなくていいのに!と、半ば強引に桜餅を渡す。

[メイン] オクタヴィア : 「!?」

[メイン] オクタヴィア : いつの間に接近を許されてしまう、圧倒的な実力差がここにあった。

[メイン] オクタヴィア : 桜餅を両手で持たされてしまい、腰に帯びた刀を握ることすら必ず。
それはそうと、桜餅の美味しそうな匂いにさらに
ぐぅぅ、と腹を鳴らす。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「殺しだなんて、そんな物騒なことしたくないよ!?
 言い渡されたのは、あなたの保護だもの!
 怪我もないようでよかった~!!」

[メイン] オクタヴィア : 「うっ………!!」
冷や汗を垂らしながらも、まだまだ警戒の色は隠せず
眉に力を込めながら、甘露寺を見る。

[メイン] オクタヴィア : 「…………!………そう、なんだ……それなら、良かった……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「お腹、空いてるみたいだけど……いらない?
 行方不明になってから……もしかして、何も食べてないの?」

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺の態度から、嘘を吐いているとも思えないくらいの明るさ、素直さに
一先ずの警戒が落ち着き、肩の力も抜けた様子。

[メイン] オクタヴィア : 「…………ま、まぁ、ね……」

[メイン] オクタヴィア : その通りであり、オクラヴィアは失踪後、一度も食事を喉に通さなかった。
通す暇すらなかった、というのが正しいだろうが。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : と、不安げな顔で見つめつつ。
……ううん、それなら……心配ね……
誘拐されたにしろ、もしかして自分の意志にしろ……

[メイン] オクタヴィア : 「……………」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「それなら、そうね!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぱちん、と両手を鳴らし。

[メイン] オクタヴィア : その音に、瞬きを。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「私はこの桜餅をあげる、足りなかったらもっと食べていいの!
 その代わり、どうしてUGNに連絡もせず、ここに来たのか……
 私に、教えてくれない?」

[メイン] オクタヴィア : 「……………」
ちらりと、手に持つ桜餅を見ながら。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : それに、お腹が空いているのは……見過ごせない!
誰だって、空腹は苦しい物なのだから。

[メイン] オクタヴィア : 「………ありがとう……わかったよ、説明する」

[メイン] オクタヴィア : そう言い、一口桜餅を食べると、その美味しさに目を見開き
続けて勢いよく、食べ進める。
少し乱暴な食べ方であるが、それほどお腹が空いていたのだろう。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……うん!お腹が空いてても、食べるだけの気力はあるみたい!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そんな様子に。

[メイン] オクタヴィア : 一瞬で桜餅を平らげ、指に着いた甘い部分も残さずにペロリと食べ。
ごっくん、と喉を鳴らす。緊張は、甘露寺の柔らかな対応もあって、完全に落ち着いている。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「よかったぁ~~!」
と、”オクタヴィア”を感慨のあまり抱き締めながら。

[メイン] オクタヴィア : 「わぁっ!?!」

[メイン] オクタヴィア : 急に抱き締められてしまい、目を白黒とさせながらも
その力強さにも、驚きを隠せず。

[メイン] オクタヴィア : 「ちょ、ちょちょちょっとぉ!?く、苦しいってばぁー……!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あらっ、ごめんなさい!つい嬉しくって!
 それでそれで、お話の続きだったよね!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぱっと、力強く抱擁したのを外し。
ぺこぺことオクタヴィアに頭を下げつつも、向き直る。

[メイン] オクタヴィア : 「あ、頭なんか下げなくても良いってば!」
手を慌ただしく振りながらも。

[メイン] オクタヴィア : 「…………その、でも……ごめんなさい」

[メイン] オクタヴィア : 「……あたしは、UGNに帰らない……」

[メイン] オクタヴィア : 良く接してくれた甘露寺に、申し訳なさそうな顔をしつつ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : UGNに帰らない────深刻そうに少女が零した言葉に、眉が下がって。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「それは……どうして、かしら?」

[メイン] オクタヴィア : 「…………それは……」

[メイン] オクタヴィア : 「……あたしにとっての"日常"が……こっちだから……
 ……っていう答えは、おかしいかな……?」
ぽりぽりと頬を掻きながらも、頬を若干朱に染めている。

[メイン] オクタヴィア : 「…………FHに、寝返るつもりなんだ、あたし」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ふむふむ……!」
頬を赤く染めた彼女に、もしや?と思いつつも。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「…………えっ……!?」

[メイン] オクタヴィア : もしかしたら、甘露寺が敵意を剥き出すかもしれないと思い
再度、警戒の色がオクラヴィアの顔に。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : FHに寝返る、その言葉に驚愕の色を示す。
そして、困ったように、眉を顰める。

[メイン] オクタヴィア : 「……勝手な判断で、ごめんなさい……はは、さすがにでも……
 止める、よね……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……そう、あなたにとっての日常が、UGNじゃなくてFHにあるのね
 それなら、仕方のないことだと思うわ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : けれど、その答えに、笑みを浮かべて返す。

[メイン] オクタヴィア : 実力差は既に思い知った。甘露寺とオクラヴィアとでは
ここで戦闘になったとしても、十に一つオクラヴィアに勝機は無い。

[メイン] オクタヴィア : 「…………え?」

[メイン] オクタヴィア : 意外な返答に、拍子抜けしたような顔となる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ごめんね、資料であなたの事を調べさせてもらったの!
 そしたら……聴いちゃったのよ、あのことを!」
と、少し興奮気味となって、オクタヴィアにせまる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「”憧れの人を目指したい”……!
 これ、もしかして、FHにその人がいるのかしら……!?」

[メイン] オクタヴィア : 「っ………あ、あはは……ご明察」

[メイン] オクタヴィア : 苦笑いしながら、顔の温度がまた一つ上がったようで。

[メイン] オクタヴィア : 「………あたしさ、小学生の頃さ……ジャームに襲われて
 それで家族もみんな、殺されちゃってさ……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 甘露寺は、”恋”に目がなかった。
”恋柱”という名前にあるように、彼女は自らの恋愛、そして他人の恋愛に興味を示すことが多く、こうして興奮気味に迫る事が多い。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : うんうん、と頷き、その言葉を聞いている。

[メイン] オクタヴィア : 「そんな時に、金髪のロングヘアの男が、まるでヒーローのようにやってきて
 ジャームを一瞬で鎮圧して……それで、帰っていったんだ、何も言わずに」

[メイン] オクタヴィア : 「…………あたしの、希望だった
 もう、死んじゃうかもしれない状態だったからさ
 何もかもを失って、絶望しかけてたけど……」

[メイン] オクタヴィア : 「………胸が、熱くなっちゃったっていうか」
ぽりぽりと頬を掻きながら、困り眉で笑う。

[メイン] オクタヴィア : つまりは、オクタヴィアはそこで、その男に恋をしたということだ。

[メイン] オクタヴィア : 「あとからUGNが来て、保護されて……
 ……あの人に会いたくて、それであたし自身も、あの人の横に立てるように
 必死に、辛い訓練とかも、頑張って乗り越えてきて……」

[メイン] オクタヴィア : 「あはは、そうしたらさ、いつものようにジャーム討伐任務受けた時
 ………再会しちゃったんだ、"あの人"と」

[メイン] オクタヴィア : 「……あたしはてっきり、UGNの人だと思ってたけど
 みんなに聞いても、知らないって反応ばっかで
 ……まぁ、そこで色々喧嘩とかしちゃったりしたけど」

[メイン] オクタヴィア : 「まさか、FHの人だっただなんて……って……」

[メイン] オクタヴィア : 「………あたしさ、"あの人"に会うために
 "あの人"の隣のために頑張ってきたから
 ………もう、UGNには、いられないかなって」

[メイン] オクタヴィア : オクタヴィアにとっての強いロイス、メモリーは"ホーキンス"にあった。

[メイン] オクタヴィア : もしもこのままUGNで過ごし、"ホーキンス"討伐の報を知ってしまった場合。

[メイン] オクタヴィア : きっとオクタヴィアは─────"ジャーム"と化すだろう。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……………」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 甘露寺は、その話に、何度も頷きながら。
真摯に耳を傾けていた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……好きな人が、テロリストと言われるFHだった……
恋愛には障害が多いというけれど、ここはまさしく大きなもの。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : でも、オクタヴィアちゃんは……
その彼のために絶望に折れずに希望を求めて頑張ってきたのだから。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……よくここまで頑張ったのね、私にはできないよ」
にこりと、彼女に笑って見せて。

[メイン] オクタヴィア : 「………!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あなたは、FHの”ホーキンス”と一緒にいたい……
 例え、テロリストだとしても、それでも隣にいたいって思えたのね?」

[メイン] オクタヴィア : ゆっくりと頷く。

[メイン] オクタヴィア : 「………いたい」
切実な声で。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : その頷きに彼女のとてつもない覚悟が見えた。
家族を失い、友人もいない。ただひたすら真っ直ぐに突き進んでいた彼女が、切実に願うのだから。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……わかったわ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : こくりと頷いて。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「ふふっ、なんだか逃避行みたいね
 いいわ、私からは……"オクタヴィアとホーキンスは行方を眩ませた"、そう伝えてあげる
 あなたの気が変わらない限り、ね」

[メイン] オクタヴィア : 「………!!!い、いいの……!?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : にこりと笑いつつも。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「但し、条件はあるわ
 "ホーキンス"が元々音頭をとっていたセルは、何をするか分からないテロリストとしてUGNに認定されていた
 その被害を少なくしてくれるなら……通せないことも無いはずよ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : もちろん、私からも伝えておくしね、と加えて。

[メイン] オクタヴィア : 「…………」
しばらく考え込んだ顔をして。

[メイン] オクタヴィア : 「………わかったよ、それを飲まなくちゃ……
 甘露寺お姉さんが、怒られちゃうもんね」

[メイン] オクタヴィア : 「………ありがとう、甘露寺お姉さん」
笑顔を向けながら、その瞳からぽろぽろと涙が。

[メイン] オクタヴィア : 誰かにこうして、寄り添ってくれたという経験も
喧嘩っ早いオクタヴィアの、今までの人生では
オーヴァードになってから一度たりとも無く、感極まった涙が溢れた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……もし、その活動を許しちゃったら……
 いつか、オクタヴィアちゃんのような、オーヴァード被害にあう子も増えるかもしれないの」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「だからこそ……そんな苦しい状況にあった、あなたは……今までとっても頑張ってきた、そう言えるわ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 涙を零す彼女に、にっこりと笑って。
ぽんぽん、と頭を優しく撫でる。
…………うん、いい子だわ、とっても。

[メイン] オクタヴィア : 「うんっ……うん………!!」
肩を震わせながら、頷く、何度も。

[メイン] GM : しかし、そうはいかなかった。

[メイン] GM : かつん、かつん、という靴音が聞こえてくる。

[メイン] ホーキンス : 「─────その条件は飲めないな、UGN」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : この声は────。

[メイン] ホーキンス : そこには、死人のような肌と、金髪のロングヘアの男。
そして手にはタロットカードが。

[メイン] オクタヴィア : 「………え?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────"ホーキンス"……!」

[メイン] ホーキンス : 「ハイクラスのエージェントが来るとはな」

[メイン] ホーキンス : 「だが占いの結果は覆ることはない」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : RCの障壁を崩したことは向こうにも伝わっているはず。
それを理解してなお、こちらに来たということは……
自信だけではない、それ相応の実力があってこそ、だろう。

[メイン] ホーキンス : そしてその男は、襤褸切れの椅子に、ぎぃ、と座る。

[メイン] ホーキンス : そして膝の上に肘を乗せ、指を絡める。
その上に顎を乗せ、赤の瞳を甘露寺へ向ける。

[メイン] ホーキンス : 「俺はその女を引き取るつもりなど無い」
オクタヴィアの方へ瞳を向け、そして甘露寺の方へと戻す。

[メイン] オクタヴィア : 「─────え?」

[メイン] オクタヴィア : 「……なっ……ま、待ってよ、ホーキンス……
 や、約束が、違うじゃんか……」

[メイン] オクタヴィア : 「一緒にいてくれるって、言ったじゃんっ……!?
 何、それ……!?ど、どういう、こと……!?」

[メイン] オクタヴィア : オクタヴィアの表情に歪みが生じた。
呼吸も荒くなり、混乱状態となる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「…………!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : オクタヴィアの背を、落ち着かせるように撫でて。
ちらりと、ホーキンスに目を向ける。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「その心変わりも……”タロットカード”によるもの、なの?」

[メイン] ホーキンス : 「初めからだ」

[メイン] ホーキンス : 「拒絶をすれば、ジャームになると示されていた
 それは面倒事に繋がるからな」
冷たくそう吐き捨てる。

[メイン] ホーキンス : 「受け入れたフリをして、ここで待機をしていたまでだ
 僅かなレネゲイド反応を釣り餌としながらな」

[メイン] ホーキンス : 男は足を組む。

[メイン] ホーキンス : 「ハッキリ言おう、その女はいらん」

[メイン] ホーキンス : 「連れて帰るがいい」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……っ!と顔をしかめ、ホーキンスに目をやる。
汗をじんわりと、垂らしながら。

[メイン] オクタヴィア : あまりにも、冷たい言葉の嵐に、焦点が合わなくなっていく。

[メイン] オクタヴィア : 「い、意味わかんないんだけどッッ!?!?!」

[メイン] オクタヴィア : ─────オクタヴィアの侵蝕率が、上がっていく。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 溢れだしそうになる感情を抑え、ホーキンスに、尋ねようとする。

[メイン] ホーキンス : 「UGN、仕事だろう」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……つまり、”オクタヴィア”ちゃんを、連れて行かせる……
 引き取っていたのは、あくまで臨時で、もう……あなたは、責任を取らない、そういうわけ……?」

[メイン] ホーキンス : 「そうだ」

[メイン] ホーキンス : 「FHに戦力が増すことも無い、UGNとしても願ったり叶ったりであろう」

[メイン] ホーキンス : 「それとも、不必要な戦闘を行うつもりか?
 ただ気に入らないという理由で、俺を殴るか?」

[メイン] オクタヴィア : 「やだやだやだやだやだやだやだッッ!!!
 聞きたくない……!!あたしが、ずっと……ずっと…!!!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : (200+2)dx 【肉体】

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 200dx (200DX10) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,4,4,5,5,5,6,6,7,7,8,8,8,10,10]+4[1,4] > 24

[メイン] ホーキンス : ドッジはせん

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 3d10 (3D10) > 18[4,10,4] > 18

[メイン] system : [ ホーキンス ] HP : 0 → -18

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────そうよ!」

[メイン] ホーキンス : 「ぐ、ふ………」

[メイン] ホーキンス : 死人のような顔に、重たい一撃が放たれる
椅子に座っていた男は、後方へと吹き飛ばされる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ホーキンスの挑発ともとれる言葉に、まんまと乗る。
口車に乗り、頭が湯気のように赤くなった甘露寺は、拳を振るっていた。

[メイン] ホーキンス : 口から垂れる血を袖で拭きながら、ゆっくりと甘露寺の方へ視線を向ける。

[メイン] オクタヴィア : 「─────!?」

[メイン] オクタヴィア : 「か、甘露寺、お姉、さん……?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 感情に制御される様は、例え力の差があったとしても、愚行ではあったのだろう。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あなたは、本当にあの子のことを思っていないの!?
 あの子はあなたと会うことをずっと想って、それでここまで来てたのよ!?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「人の”恋心”を、何だと……思っているのよ……!?」

[メイン] オクタヴィア : 「……………!!!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 振りぬいた拳は、当たっていた。
いや────相手が避けなかった、というべきだろうか。

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺の言葉に、口元を抑えながら、号泣を堰き止めることもできず。

[メイン] オクタヴィア : 「ぅ、ううぅぅ……!うあぁあああぁぁあああぁぁあぁ……!!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 直情的な攻撃だったからこそ、交わす暇もあった。
なのに、”ホーキンス”は避ける仕草も見せなかった。
……これも、”占い”の結果かしら……見透かされているようで、不気味だわ……

[メイン] ホーキンス : 「─────"占い"の結果は、覆らん」

[メイン] ホーキンス :  

[メイン] ホーキンス : 14dx7+4 命中 (14DX7+4) > 10[1,2,2,4,5,6,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[3,3,3,4,4,5,6,9]+10[7]+3[3]+4 > 37

[メイン] ホーキンス : 対象は

[メイン] ホーキンス : オクタヴィア

[メイン] ホーキンス : タロットカードを、ナイフのように投げる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 82+1d10 登場/リザレクト (82+1D10) > 82+4[4] > 86

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] 侵蝕率 : 82 → 86

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : カバーリング!!

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 対象は、オクタヴィア!

[メイン] オクタヴィア : 自分の喉元へ飛ばされるそれに、深い絶望を覚えながらも。

[メイン] オクタヴィア : ─────前に立つ、あたたかな存在。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────ッ、くうううぅうッ!!」

[メイン] ホーキンス : 4d+20 装甲・ガード有効ダメージ (4D10+20) > 24[8,5,10,1]+20 > 44

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] HP : 421 → 417

[メイン] system : [ 甘露寺 蜜璃 ] HP : 417 → 377

[メイン] オクタヴィア : 「………!!!か、甘露寺お姉さんッッ!?!?!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 甘露寺の華奢な体に、タロットの軌跡が沿われ────。
シュッ、ドスッ。ザクリ。

[メイン] オクタヴィア : とっさに、甘露寺に常人では死に至らしめるほどの傷に手を当て、止血を施そうとする。

[メイン] オクタヴィア : 「な、なんで……こんな、無茶をっ………!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 肌色に、赤い線が、つう、と走る。
先ほどまで桃色だった髪も、血に染まりながらも。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「はぁ、はぁ、一撃は……効く、わね……」
……ッ、ぅうう……い、いったッ……!!これが、”ホーキンス”の実力……!

[メイン] オクタヴィア : 「あ、あぁぁあぁ……やだ……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そして、にこりと笑ったまま、オクタヴィアに顔を向け。

[メイン] オクタヴィア : 「……甘露寺お姉さんが、傷つくのはっ……!!!」

[メイン] オクタヴィア : その笑顔に、ぐちゃぐちゃな泣き顔で応える。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……好きな人から受けた怪我なんて、……そんなの嫌、だもん」

[メイン] オクタヴィア : 「…………!!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……オクタヴィア、ちゃん……」

[メイン] オクタヴィア : 「う、うああぁああぁぁぁ……!!!」

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺に抱き着き、泣きじゃくる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 悲痛な叫びに、ぐっと、心の熱が温まる。
そして、オクタヴィアの想いを、傷だらけの体で受け止めて。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぎゅっと、優しく包む。

[メイン] オクタヴィア :  

[メイン] オクタヴィア : 失恋

[メイン] system : [ オクタヴィア ] ロイス : 1 → 0

[メイン] オクタヴィア : ─────ホーキンスに向かれたロイスは、タイタスへと。

[メイン] オクタヴィア : しかし

[メイン] オクタヴィア : ……こんな馬鹿なあたしなのに、こんなに傷ついてでも、守ってくれる

[メイン] オクタヴィア : あたしのことを、分かってくれる、一緒に悩んで、笑って、泣いてくれる……

[メイン] オクタヴィア : ………ああ、そうだった……あたしは、ずっと……

[メイン] オクタヴィア : ……こうして、周りのことを、見てなかった……

[メイン] オクタヴィア : 盲目、だった……

[メイン] オクタヴィア : ………

[メイン] オクタヴィア : ……あたしって、ほんと馬鹿

[メイン] オクタヴィア :  

[メイン] オクタヴィア :  

[メイン] オクタヴィア : ロイス取得
甘露寺 蜜璃 〇好意/悔悟

[メイン] system : [ オクタヴィア ] ロイス : 0 → 1

[メイン] オクタヴィア :  

[メイン] オクタヴィア :  

[メイン] ホーキンス : 男は、顔の色は一切変えず。

[メイン] ホーキンス : 「………"占い"の結果は、覆らん」

[メイン] ホーキンス : 血反吐を地面に吐き捨て。

[メイン] ホーキンス : そして、1枚のタロットカードを落とす。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : オクタヴィアを抱擁しながらも、そのカードに目が移る。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……あなた、まさか……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「…………そう」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……殴って、ごめんなさいね」

[メイン] ホーキンス : その言葉に、無骨な顔の男に初めて。

[メイン] ホーキンス : ニヤリ、という感情が見えたような気がした。

[メイン] ホーキンス : 落とされたタロットカードは、「正義」

[メイン] ホーキンス : 「その女には、まだ死相は見えん」

[メイン] ホーキンス : 「お前がいる限りな」

[メイン] ホーキンス : 「俺は俺の道を行かせてもらう、お前はお前の道を勝手に歩け
 運命というものによって、時に破滅へと導かれることもあるだろうが」

[メイン] ホーキンス : 「大抵、99%だ」

[メイン] ホーキンス : 「1%もあれば、反転もできるだろう」

[メイン] ホーキンス : そうして男は踵を返し。

[メイン] ホーキンス : 《瞬間退場》

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「…………”ホーキンス”……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : タロットカード────”正義”。
これが意味することは、”判断”。失われない理性で、合理的に、秩序を作り出すことを示す。
すなわち────

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 彼の行動こそが、まさしく”正義”であった、と。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……FH相手だっていうのに、一本取られちゃったわね。
”ホーキンス”……油断ならない、相手。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……占う姿、カッコよかったわよ!」
と、もう聞こえない主にそう返して。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そして、顔を、返す。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……オクタヴィアちゃん」

[メイン] オクタヴィア : 「っ……は、い……」
鼻水を啜り、涙声で応える。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : うんうん、と彼女に頷いて。
顔は、悲痛なことを隠しながらも、笑顔で。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「あなたのことは、資料で見た限りしか知らなかったの……
 だからこそ、教えて欲しいの」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────あなたの、名前は?」

[メイン] オクタヴィア : 「……!!!!」

[メイン] オクタヴィア : そんなこと、UGNで聞かれたことは一度も無かった。

[メイン] オクタヴィア : そもそも自分のせいでもあるのだが、自分に対しこうして
興味を持ってくれる相手というのは、UGNではいなかった。

[メイン] オクタヴィア : だからずっと、"オクタヴィア"というコードネームで生き続けて来た。
裏の世界での、もう1人のあたし。

[メイン] オクタヴィア : でも……表の、本当にあたしに……。

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺お姉さんは─────。

[メイン] オクタヴィア : 「……美樹、さやかっ……!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────さやかちゃん!!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 大声で、そう宣言する。
この世界に、”美樹さやか”は存在しているのだから。
なら、誰かが叫んであげないと。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そして。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ────ロイス獲得
美樹さやか
〇感服/憐憫

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────私を信じてくれて、ありがとうっ!」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ぎゅっと、また、強く抱きしめる。
……なんだか、自分も胸が熱くなってきて。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……うっ……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「……ひっ、っぐ、ぅぅぁ……
 あう、ううう…………本当に、よかった、よぉ……」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : あーんあん、と、まるで子どものように泣き叫ぶ。
涙をぽろぽろと流して、ぎゅっと、オクタヴィアに抱き着きながら。

[メイン] オクタヴィア : 「!?!?あ、あわわわ……!?甘露寺お姉さん……!?!」

[メイン] オクタヴィア : 「ぐえっ、ぐ、ぐるじー……!?」

[メイン] オクタヴィア : 甘露寺までもが大号泣したことに慌てつつ
滅茶苦茶強く抱き締められたことで、声が締まる。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : さやかの苦しげな声を受けながらも、甘露寺は、泣いた、泣き続けた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 彼女が抱えた恋と、それを向き合って失恋した、その重さを思えば。
涙なんて、いくらでも出てきたからだ。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : だからこそ、彼女は。
……私に”希望”を見出して、”絶望”しなかったこと。
それが……とても、嬉しかった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : タロットカードは……”太陽”。
二人は、それからも明るく照らされていた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ED「恋柱」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 事件の処理を終えて、一日が経った。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 甘露寺は今日も変わらず、桜餅を食べながら、歩道をつかつかと歩いていた。
相変わらず胸元を開けた服のまま、にこにこと笑顔で。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ”オクタヴィア”はFHの一員に一時的になっていた……
とはいえ、テロ活動を起こしたわけでもなく、UGNの活動方針に水を差したわけでもない。
もちろんFHに寝返ったという事実はあるため、軽い処罰で済んではいた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 甘露寺からも、オクタヴィアの処罰が軽くなるように”スモーカー”へと懇願し。
結果的にはオクタヴィアの経過観察を任されることとなった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 鼻歌を歌いながら、ぱくぱく、一口で桜餅を食べていく。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「恋、かぁ」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 桜色の髪を揺らし、上機嫌に呟く。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : ……恋は、すごい。
さやかちゃんは恋のために、あんな大胆な行動をとれた。
好きだから。その理由だけで走ることができるのは、なんと素敵なことなんだろうって。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 私も、恋をしたことはある。
ずっと思いを抱えたままだった、けれど。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 『怪物のようで、気味が悪い』

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : レネゲイドによって、筋肉が見かけ以上に発達し、怪力となったこと。
そして、その影響で食べ物を多く摂取しなくてはならなかったこと。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : それらの表面は、他の人には『怪物』と映っていた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : それが、とてもとても、心にまとわりついて。
じんわりと私の胸の奥を縛り付けていた。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : でも、だからこそ、応援したかった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : さやかちゃんの恋を。彼女が抱いた恋心は、正しかったのだと。
そして、もし失恋してしまっても、傍にいてあげられるように、と。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : だから私は、恋柱。
恋をして、恋を応援する者として、日常を守る。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : そして、彼女の足が止まった。

[メイン] 甘露寺 蜜璃 : 「────あっ!一緒に桜餅、食べる?」

[メイン] 甘露寺 蜜璃 :  

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